カラフル inイギリス
震えた。
スタジアムの雰囲気、照明の照らし具合、見渡す限り外国人の感じたことのない熱狂、ピッチの濡れ具合、世界のトップレベルの選手が動く一歩一歩、食い入るように見た。
トッテナム対ウルブス、
セント・メリーズスタジアムで
の2試合を幸運なことに僕はスタジアム中央の最前列で試合を見ることができた。
ファンとしてではなくピッチに入ったイメージで試合を体感した。
俺がここいま入ったらどんな感じやろ?
ついていけるか?
シュート決めてこの死に物狂いの観客を熱狂させれるか?
もちろんいまの実力では厳しいだろう。
でも関係ない。
とにかくイメージする。鮮明に。
この貴重なイメージを持ち帰って練習する。
僕は前にも書いたがイメージする力は誰にも負けない、自分の最大の武器だという自負がある。
どんな体の当て具合してるのか、寄せてくるDFのスピード感、止めてから蹴るのスピード感、首振る動作1つ、体の力の入れ具合、どんなプレーに観客が熱狂するのか、全てが僕の心の奥底に突き刺さった。
僕はチームの冬オフ利用して1人イギリスへ飛び立った。
僕は人生で海外にいったことはない。
未知の領域だ。
性格上僕は自分がしたくないことはやらない、嫌なことは人に任せるといった特徴がある。
いつも人に頼ってばっかりなのだ。
だからこそ今回は1人にこだわった。
必ずハプニングや困ることは起こるだろう。
そこで自分1人、言葉も通じない異国でどういう風に対処して乗り越えて行くのか。
自分が知らない自分を知るための期待が膨らみ倒した。
あっという間の4日間だった。
振り返って出てくる言葉はこの一言だけだ。
カッコ良すぎる。
全てが。
二言だ。
イギリスから日本へ帰ってきて1週間経つが、
あの時と変わらずドキドキ、ワクワクしている。
もう日常の全てを英語で過ごしたい気分だ。
この想いは僕の人生に色褪せることなく残り続けるだろう。
心底憧れた。
将来、いや、近い未来この地で日本人として必ず活躍する。勝手に決めた。決めきった。
やっぱりみんな口揃えてゆう
「海外に出たほうがいい」
という言葉には僕も心から賛成だ。
日本と海外の違いはよく聞くことがあると思うが、僕がどういう風に感じてどこが違うと思ったのかという具体例は後々アップしていこうとおもう。
僕が滞在したのは4日間という短い期間だが存分に入り込んだ。その世界に。
楽しかった。ワクワクした。毎朝起きるときのワクワク感がいますぐにでも思い出せる。
あらゆる場所、あらゆる瞬間、僕はニヤニヤしまくっていた。
24時間ニヤニヤした自信がある。
寝ているときもたぶんニヤニヤしていた。
僕は単純だ。
自分がカッコいいと思ったことに死ぬほど影響される。真似する。そして超えたいと心から思う。超える。そう決める。
ドラマで言えば「プライド」の里中ハル。
身近な存在で言えば神戸弘陵時代の同級生、京都外国語大学にいる児谷拓希。
里中ハルに関しては1話から最終話にでてくる主要なセリフはほぼ言える。
最高に憧れている。
児谷はアイルランドに約1年間の語学留学に行っていた。
その後浜松で会う機会があった。
海外での経験を意気揚々と、いや、僕にアピールするかのように喋り尽くしてきた。
そして1年足らずの留学で英語をペラペラにしゃべる児谷に会った時にこのままではダメだと心底思わせてくれた。
同い年で高校のチームメイトだが
カッコいいと素直に思った。
それから僕は自分の限られた空き時間は英語の勉強に大半を費やしている。
僕の空き時間の過ごし方がこれで合ってるのか自問自答するきっかけをくれた人だ。
そして日本でできない事は海外で出来ないということにも気づいた。
海外に行くから成功するんじゃない。
日本にいても出来ることは必ずある。
もっともっと成長できる。
限界はない。
ただ僕はみんなが到底無理だと思うようなとてつもなく大きな夢を持つ。
なぜか??
そっちの方が楽しいからだ。
ワクワクするからだ。
一気に自分の人生がカラフルになる。
日常が変わる。
4日間のイギリス一人旅だったが、
人生がさらに色濃くカラフルになった。
送り出してくれた両親、心配してくれたじいちゃんばぁちゃん、サポートしてくれた全ての人
ありがとう。
他の誰でもない自分の人生を
僕はこれからも目一杯楽しむ!